1.JABBERLOOP/魂
2.JABBERLOOP/OOPARTS
3.JABBERLOOP/JAZZ目線2
4.JABBERLOOP/CHECK THIS OUT
5.JABBERLOOP/NEW
6.JABBERLOOP/5
7.JABBERLOOP/INFINITE WORKS
8.JABBERLOOP/LIVE at MOTION BLUE YOKOHAMA
9.JABBERLOOP/and infinite jazz...
10.JABBERLOOP/攻め燃える
「さて去年は「UNCHAIN祭り」だったためランキングをUNCHAINで別枠設けたのと同様、今年はJABBERLOOPさんを別枠扱いにしました」
「同じ枠にすると1位から10位まで全部JABBERLOOPで占めることになりますからね、去年同様別枠制にするんですね。しっかし善きバンドを知ってしまいましたね~」
「・・っていうかね!これは自分に対しての憤りなんだけれども何で今まで知らなかった?それでインスト好きって言えるの?って!」
「あははは、すす、すみません。若手インストバンド勢いありますね!もっと早く知っていれば・・インストってどの辺を聴いてきたんですか?」
「ジャパフュー中心ですね。小学校のときにスクエア&マリーンジョイントコンサートをテレビで見て衝撃を受けたのがきっかけですから。小学校から中学にかけてスクエア、シャカタク、後にカシオペア、高校から大学ではナニワEXP一筋+海外の有名どころインスト。リトナー、サンボーン、マーカスミラー等々。その後もDIMENTION、KENSOとハマって来ましたが・・SOILやJABBERLOOPはじめとする新しいジャズ、インストバンドはノーチェックでした。JABBERLOOPが出てきたころ、2006年頃ですがナニ聴いてたんだワタシのバカバカ」
「キリンジ後期じゃないすか?で、2018年という今年になっていきなりJABBERLOOPを知ったきっかけは」
「6月のINST-ALLフェスティバルです。浜名湖ガーデンパーク」
「ガーデンパーク?!」
「そうなんですよ。会社が協賛してるらしく・・このイベントのことを会社で直前に知ったんですけど。フラっと行ってみたら・・びっくりするほどの集客で」
「インストバンドばかり5つ出てましたね」
「開演過ぎてのそのそ行ったらもうぜんぜん座れなくて立ち見。想像してたような地方のユルい夏フェスとは違いまして」
「かなりブチ上がってたらしいですね。で、トリ前のJABBERLOOPさんですか」
「赤い人たち(Calmera)黒い人たち(TRI4TH)もカッコよくていいなぁと思ったんですが・・もちろん全く知らずに見たJABBERLOOPにこの日、完璧に墜ちました」
「記念すべき日の記念すべき瞬間」
「本番前の各楽器ごとの音出しでですね・・ベースのひと!時間にしてわずか10秒くらいですよ!わーっ!ワタシはこのベーシスト好きだ!つって」
「(笑)そんなちょっとで分かるんですか」
「わかりますがな。音がキレイだけどゴリゴリしててフレーズもスラップも超カッコよかった。空間にとってもキレイに響かせたのにグっと来たんですよ。正直バンドが始まってしまえば大音響でぐしゃぐしゃですから。この10秒間だけはベースの音だけが屋外の広い空間を満たしていてものすごく気持ちよかったんです。そしてやたらラメの入ったキレイなターコイズ色の5弦。世の中にはすごいローディーさんがいるなぁと」
「は?!ローディー?!」
「そうなんですよ、服装が服装だったので(寝起きそのままかと)。カッコいい付き人さんだなぁと思いまして」
「うははは。それがご当人だったんですね。サウンドチェックでここまで引きつけられたんですか。狙ってやってるとしたらさすがですけどね」
「で、このベーシストのバンドなら好きになると直感。ステージ前に行ってピョンピョン飛び跳ねてきました、すんごい楽しかったんだよなぁ・・思った通り直球好みで」
「ハマった瞬間ですね」
「あとはもう沼ですよ、もぅ大変でした。好きすぎて良すぎて。もともとのインスト好きですから着火は早く、火の回りも速い」
「火の回り(笑)。攻め燃えるですね。最新作は今月出たばかりのJAZZ目線2ですが」
「INST-ALLフェス後、その時の最新作だった2017年の「NEW」をすぐ聴きました。すごく気に入って聴き倒したのち、過去の入手可能な作品はあっという間に全部聴きました。スルスルっと聴けちゃって、遡るのは楽しかったなぁ~もっと聴きたいもっと知りたい、ってワクワクでした。湖がやたら似合うのはなんで?」
「(笑)アルバム別では?」
「魂が一番好きかな。いや順位決めるのさんざん迷ったんですけどね。魂を聴くと魂が一番って思う、NEWを聴くとやっぱこれだよな、と思う。CHECK THIS OUTもたまらないし、一時OOPARTSにはまって抜け出せない時期もありました。OOPARTS地獄。OOPARTSは大好きな曲(バミューダトライアングルとGジェットとFish in the skyとFiesta)があって絶対外せない。INFINITE WORKSのIn Grooveは意味わかんないくらいカッコいいしLIVE at MOTION BLUEなんてもうぅ・・・あーいちおう順位付けたけど、なんかチガウ!!いくら付けてもチガウ!チガウ!チガウ!」
「あのね誰に頼まれたわけでもないと思うんですよ・・ランキング付けって何の苦行(笑)」
「いやいや音楽好きの気概deathよ!どれも好き、じゃだめなんですよ!"2位じゃダメなんですか?"ですね。ダメです!好きな理由とレベルがあるでしょ、じゃ順位つくでしょ、と。勝手に順位を決めるのが好きなんですよ、苦悶しながら」
「(苦笑)たしかに正解のない自己完結結論付けって大事だと思いますよ。納得感をもって自らたらしめる行為」
「で悶絶の結果こうなりました。「魂」は全曲大好きでいつも一気に聴いちゃいます。特に「涙の屑」がすごい好きなんですけど、あとナナナの破壊力」
「破壊力?(笑)あの曲、破壊的ですか?」
「いやいやコード進行が好きすぎて。Isn't She Lovely(Sワンダーの超名曲)のコードと同じでね、胸の痛いとこ突かれるんです。ベースが一尺サンバフレーズになってからの戻って来の所なんて毎っ回鳥肌です」
「こ、細かいなぁ・・」
「王道で黄金のベースラインですけど絶品。この曲聴くとシアワセな気分でいっぱいになる。動画見たらみんなで「ナ」のポーズで歌ってて笑える。野洲フェス動画ではsaxのダイスケさんが「意味はありません!!ただ楽しんでやってるだけです!それでイイじゃないですかみなさん!!」と言い切ってて潔いです。今年の名古屋広小路夏祭りでもやってくれたんですよぅ!うれしかったな。歌は無かったけどむちゃくちゃ気持ちよかったです。ベースはミョンミョンゆってました。涙の屑は5時間聴ける」
「なんか中毒性があるんでしょうな。気持ちいい和レゲエですよね~」
「CHECK THIS OUTも全曲好きですね。怒濤の疾走感マックス4部作「スペース怪獣」「神の悪戯」「Fly with the wind」「LowbitFUNK」の流れなんてたまらない。疾走感と勢いがすごい。心拍数跳ね上がる。Fly with the windのピアノリフ前入りのところのシンコペするベースがカッコ良すぎ。2回あって2回ともです。この2箇所は何百回でも戻して聴きます」
「またまた細かいなぁ(苦笑)」
「いちいち細部までカッコイイが散りばめられてるんですよ」
「5はヤングスターのいなたさ大好きです。うぐぐぐぐ、リコーダー吹いてる激レアシーンも押さえ済みですよ。ギターも入ってるのに気づいたのはさんざん聴いた後でしたが。Monster Mouseの無機質冷徹感は堪らない絶品ですね。ベースソロも強くてよろしいです。あとは西小山サマーアイランドの破壊力」
「あはははは、また破壊力。サマーアイランド?奈良ドリームランドみたいなもん?」
「うははは違うちがう。ジャバハウスのことを曲にしたんだそうですよ。毎日が修学旅行」
「攻め燃える、はどうですか?」
「Redは名古屋広小路でやってくれまして。攻めてたなぁ~アキラさんどうしたの?ってくらいドラムソロが暴発してまして。鬼の顔してた雄樹さんがメルテン様と苦笑してたの見ちゃった」
「あははは、アキラさん、最新作JAZZ目線2でも際立ってドラムが凄いですね!」
「攻め燃えるではソレソレが特に大好き!ソレソレ祭り!MrソレソレMCのあのくだりは大好物」
「掛け声に雄樹さんの声、ばっちり入ってますよね?」
「すぐ分かりますね。ドスの利いてる低音」
「低音といえばベース好きベーシスト好き、低音スキーなんでベースラインにばっかり耳が行って困るんですが、バンドとして本当に大好きですよ!鍵盤のメルテン様はバカテクな上に変態・・いや奇人・・Mrソレソレキャラが絶妙で愛すべき鍵盤弾きだし。ドラムのようへいさんは2016年に脱退されてますがすごく良いドラマーでしたよね。でも今サポートされてるアキラさんがものすごく好きです。良いドラマーです。楽しそうに叩く人ですね。希有のシンバル遣いとの評。雄樹さんと渡り合い果たし合いせめぎ合い調和するのは大変でしょうけど。フロントお二人もプレイもお人柄的にも言うことなし。曲も難解なことはなく聴きやすいし覚えやすいし。メロディはキレイだしコードは好みだし」
「全部口ずさめるってすごいですよね」
「いいですよ、吐き出しちゃってください、ベーシスト氏への攻め萌え。文字数制限なしで」
「はぁ・・・野性的男前なのに、色気ダダ洩れってどういうこと?」
「睫毛の長さですかね?」
「は?」
「いつも濡れているような切ない目をしてるじゃないですか」
「それだ」
「左目の下の黒子の位置もずるいですよね...困りまいげ(いや困ってないし)が意志の強さを表しています。弾いてるときの表情も動きもスキです。鬼の形相が多いですが一瞬見せる笑顔。特に他のパートのソロ中の表情がすっごい切なげでステキなんです。根はポップ、分類はファニーだそうですよ(言ってることは分かる)。あと声。ちょっと鼻にかかった低いダミ声。コーラス(文字数」
「文字数制限ないです」
「や掛け声、MCのお声もよろしいです。sagoのベースサウンド解説動画も見ました。声聞きたさで。鼻詰まってた」
「うははは、細かいなぁ・・ミュージシャンはカッコいいのがお仕事ですから」
「カッコいい演奏だけじゃなくて外観、佇まい、動作までご自分のことよくわかっているでしょうね」
「安定しているけど暴れている。強いけどやさしい」
「調和と破壊(永田賞受賞作品)」
「動画で見たんですけどSagoの社長さんが言ってました、タイム感がイイ。グルーブマスターですよ。このフロアを踊らしてるのは俺だオーラがものすごい」
「グルーブって解析しようとすればできるでしょうけど・・雄樹さんのベースプレイを見てるとグルーブって結局、その人から自然と出てくる愛と情熱と生きざまで成り立ってるんじゃないか、と思いますね」
「いなたさでヤス(キリンジ)の右に出るものはないと思ってましたが、JABBERLOOPさんのいなたさ番長でもありますね」
「涙の屑はイナタさNO.1ですね」
「さぁJABBERLOOPへの愛を存分に吐き出しましたか?」
「いや全然足りないですよ!」
「まぁあとは余所でやってください。さて2019年ですが」
「1月にさっそくTRI4THとJABBERLOOP見に行きますよ!CalmeraとBRADIOもチケット手配済み。こんだけ続けてライブにいくなんて今までなかった。夏にはフェスにも遠征したい!」
「インスト回りは来年も盛り上がりそうですね」
「10年目の今年は文章多めに二回に渡ってお届けしました音楽ランキング」
「11年目の来年もいい音楽にいっぱい出会っていいライブに行きたいよね」
「では来年末にまたお会いしましょ~~」