ワタシはあることにふと気づいて、愕然としたのです。
我が家は、引っ越してもいい、ということに。
今年の3月に次男が小学校を卒業した時点で。
次男は地元の中学へは行かないことになったので、
もう「転校」という縛りがなくなったのです!
高校生の長男はどこからだって通えるわけだし。
それまでは。
「引っ越す」というのは子供の転校を伴うので、
我が家にとってはできないし、考えもしないことだったのです。
それが、それが無くなったのです。
我が家は、いつでも「引っ越して良い」のです!
そうだ、今までは子供が学校と繋がっていたことで、この町以外に住むことが選択肢になかっただけなのだ。余所(よそ)から来たワタシたち夫婦にとって、特段に愛着のある土地、ってわけでもない。
引っ越してしまえ!
正直言って、今住んでいるところは田舎で不便だ。
なんといっても、浜松駅が遠い。次男の中学も塾も、遠すぎる。
ところが・・え?・・これはどういうことだろう。
なんだろう、このすぅっとした身軽さのような浮いた気持ちと、
ぼんやりとした不安定さと不安感・・
この土地に住まなくてもいいんだよ、と思うとなんだか見捨てられたような、
疎外感みたいなもの。土着感の薄れ。
どこへでもお行きなさい、と家から村から見放された家族・・
・・ってね、
どこへ住んでも自由ですよ、って言われてもそんなことできてもしないだろうな。
まぁいつだって動ける、って思っとくだけでちょっと心が軽くなったかな。
ほんとうに実行する確率は低そうですね(笑)