ギル・スコット・ヘロン(Gil Scott-Heron)という名前に覚えがあったので、、
CD棚を探すと・・ありました^^(なんだよそれ)
「IT'S YOUR WORLD」。1994年のライブ盤でした。
あー忘れてたし、当時もあまり聴きこんでなかったのバレバレ。
今さら調べてみると、、、
彼はヒップホップに大きな影響を与えた「ラップのゴッドファーザー」だって!
え・・そういう印象ではなかったんだけどな・・
そもそもなんでコレを買ったのか覚えていない。
当時(社会人になって数年間)は、雑誌の新譜評やオススメコメントを見て乱獲していたんだろう。
そして当時はあまりピンとこなかった、そういうCDが棚にいっぱいある。
「どの雑誌の評」「誰のオススメ」って記録しておくべきだったな・・
しかしそういう先入観のない貪(むさぼ)り状態で音楽を漁っていたことが、
のちのち自分の音楽観を形成していくんだから、、無駄遣いだったとも言えない。
キリンジの最初のアルバムを買ったきっかけも、
たしか音楽雑誌か何かの評で読んだからだ。詳細は忘れちゃったけど・・
さて、ギル・スコット・ヘロン。
あらためて聴き直すと、、やっぱりラップの神?という印象ではない。
これが後にラップ、ヒップホップのサウンドに影響し、
サンプリング素材として使われていったらしいけど。
#あぁワタシがもっと黒人悲哀歌であるところのブルースと英語力があれば・・
サウンド的にはFree Soulシリーズやソフトロック方面の流れに行くなら分かる。
どちかというといなたさ全開。
そうだ!これキリンジの「いなたい部門担当:ヤス」が好きに違いない!
馬の骨の空気感に似ている。ただしギターレス。
ジャジーでブルージーだけど泥臭い。
馬の骨(notキリンジ)のライブで開演前に会場に流すのにちょうどよさそう、
って言ったら伝わるでしょうか?
ワタシは今回、彼の死をニュースで知ったことがきっかけで、
このCDを冤罪にしなくて・・よかった。
当時はピンと来なかった名盤。グルーブ、ソウル、ブルース。
また気持ちいい新作が手に入ったみたいで喜んで聴いています。
遅ればせな失礼な奴ですみません・・
彼を崇拝していた世の中のDJ、ラッパーなどが追悼の意を表している。
DJ JINさんもショックを受けている一人らしい。
・・いちおうワタシも書いてみます。
Gil Scott-Heron R.I.P.