昔から、自分のお弁当を見られるのがいやで、昼食は一人で食べることが多かった。
今でもその性質が染み付いてる。
母が居なかったので、いつも自分か、父が作るか、出来合いの弁当だった。
今ではコンビニ飯なんてめずらしくもないし、恥ずかしがることもないんだけど、
自分が小学生のころは、お母さんの手作りでない弁当はひた隠しだった。
小学校4年生くらいの頃だったと思う。
ある時、どうしても出来合いのお弁当しか用意できなくて、でも隠しようがなくて、
何か言われたりからかわれたりするのが怖くて、友人に「ねぇ、私がお弁当開けたら、
『わぁ!いいお弁当だね!』ってみんなに聞こえるように言って。」と頼んだことがあった。
最近、なぜだかこの出来事をよく思い出してしまう。
子供の保育園で、お弁当持ちの日があったからかな?
誰にも言ったことがなかった、心の中に暗く残ってしまっていた思い出。
この辺で吐き出して、昇華させてあげよう。
あの頃のわたしって、かわいそうだったなぁ。。別人のことのように思う。
今はずっと幸せだよ。
そして、自分の子供ができた今、絶対に絶対にああいう思いはさせない。