1.from Zero to “F”/UNCHAIN
2.11/paris match
3.ダンサブル/RHYMESTER
4.POWER OF LIFE/BRADIO
5.THE KIDS/Suchmos
6.edition 10/paris match
7.THE BAY/Suchmos
8.Ambitions/ONE OK ROCK
9.24K Magic/Bruno Mars
10.SEA IS A LADY 2017/角松敏生
※今年購入したアルバム対象
2016年は
こちら2015年は
こちら2014年は
こちら2013年は
こちら2012年は
こちら2011年は
こちら2010年は
こちら2009年は
こちら「さぁ今年もやってきましたね~音楽ランキング2017ですよ!」
「まぁよく続いてますな」
「なんと9回目ですね、本当に年末恒例行事になってます。ほんとによく続いてますが・・2017年、今年の音楽周りはどうでした?」
「今年はですね・・年の初めごろ、いろいろあって・・音楽を聴きたい欲求や開拓する意欲が全く失せてしまったんですよ。とりあえずネイザンの2ndが出ることは分かってたのでそれはまぁ聴きましたが・・」
「新しい音楽を発掘する気力と体力がなくなってしまったんですよね」
「そうなんです、空白期間がありました」
「それが復活したのが・・」
「角松SEA IS A LADY 2017です!これがきっかけ!ありがとぅ~角松」
「87年のインストアルバム「SEA IS A LADY」のオールリアレンジ盤ですね!」
「映像特典で入っていた3曲のスタジオ演奏シーンでは、今年わたくし大注目の超正統派フュージョンバンドDEZOLVEのドラマー山本真央樹さんがドラマーとして参加。角松前にしてあれだけ堂々と叩けるとは・・もしや彼は・・彼は・・・悪党?」
「うわっ!はいはいっ、表現、表現ですね(冷汗)。あっぱれって言ってくださいよぉ」
「ふつーに考えてイヤだよね」
「あははは、確かにやりづらいですよね~」
「あぁ、、ここに青木智仁さんが居ないなんて・・つらいけど、まだ新旧ミュージシャンが角松の周りに集まってSEA LINEとOSHI-TAO-SHITAIを演ってくれたことに感謝です!」
「このアルバムがきっかけで、また体調と精神状態が落ち着いてきたら・・」
「そう!沸いてきたんですよー音楽に対する意欲が。また復活してきて、今度は急に開拓欲が・・!」
「新しい音楽を聴きたい欲求!そっからはすごかったですよね、怒濤のむさぼりでした!」
「またフレッシュな気持ちが戻ったところで出会ったのがBRADIOとUNCHAIN!若くて活きのいいバンドに出会えてすごい若返った(笑)」
「また音楽で息を吹き返したみたいですね」
「そう。音楽の力、音楽の心身への影響って自分には大きいね。音楽療法も信じざるを得ないですよ」
「そういえば話題のsuchmosは・・」
「あぁ、2枚聴いたけど・・いいなとは思ったけどハマるまで行かなかったんだよね、なんだろう・・なんか陰険さ陰湿さがダメだったのかな。陰険な音楽、キライじゃない、むしろ好きだけど・・」
「・・ということで今年のベストアルバムは・・UNCHAIN「from Zero to “F”」です!」
パチパチパチパチパチパチ・・・・
「UNCHAIN」アマゾン購入サイトへ飛びます
「総合的にまぁどうやってもUNCHAINのどれかが一番なんですが、単に並べてしまうと1位から10位まで全部UNCHAINで占めることになるんで」
「で、今年発売ということで「F」を総合一位にしたわけですね!」
「あわせてUNCHAINは別枠にしました。でもUNCHAINランキングでは「from Zero to “F”」が一番ではないという・・ちと捻(ねじ)れた結果になりましたが」
UNCHAINのみのランキングはこちら
1.Orange/UNCHAIN
2.with time/UNCHAIN
3.Eat The Moon/UNCHAIN
4.from Zero to “F”/UNCHAIN
5.N.E.W.S./UNCHAIN
6.Hello, Young Souls!!/UNCHAIN
7.SUNDOGS/UNCHAIN
8.10fold/UNCHAIN
9.rapture/UNCHAIN
10.Music is the key/UNCHAIN
「ほほーUNCHAINランキングでは「ORANGE」なんですね?」
「そう。Orangeは別格」
「では、まずはUNCHAIN激萌えから。BRADIOを会社の同僚から紹介されたのがコトの始まりでしたね。ファンキーでソウルフルでダンサブルなの、大好物ですからね!」
「ダンサブルといえばライムスのダンサブルもスカっとヌケのイイ良質新譜だったな」
「あ、ライムス行っちゃいます・・?」
「・・いやライムス周りは後述で。とりあえずまずUNCHAINについての熱い思いを吐き出させてくれー」
「非常にピンポイントですがBRADIOのアルバム「POWER OF LIFE」の最後の曲「Ride On Time」がきっかけですよね?」
「そーです。ナニ?Ride On Timeって。貴男?って」
「は?オリジナルラブの方かーい!達郎さんじゃないのかーぃ!」
「そのRide On Timeになんかゲストボーカルが入っている。え?誰?この声。たった8小節だけ歌っているその声の主・・それが谷川正憲氏」
「その8小節で完全にやられたんですよね!」
「ハイトーンで激しく鼻声で、ひどく甘い声。これは・・好み分かれますね、鼻につく人は大キライな声だと思う。ワタシは大好きになりましたが」
「キリキリ、ヒリヒリするボーカルですよね。歌声に心を絞られる。こんなに自由に伸びやかに歌う人、今まで知らないですよ。音域が広い。メロディーが自由に跳ね回るように移動する」
「この人、耳が良いんだろうな、そして腹筋が強いんだろうなって思いますね。音程が正確、かつ激しくてもブレない。どこまでも伸びて響く」
「ご本人、とうに言われ尽くされてるでしょうが、身長155cm、小さな小さな身体でよくこんな大きな声が出ますを、ですね(笑)」
「身体の大きさと声量は関係ないのかなぁ~~とにかくスゴい声量で「今日のライブも声が出過ぎた」とライブを見た人やご本人が発言。「出過ぎ」ってスゴいね(笑)」
「天井突き抜けちゃいます(笑)」
「自由で正々堂々と歌う。圧倒的なボーカル。爆発的声量、歌声に安心して浸ることができちゃう」
「不安定で不穏さが魅力だった堀込兄弟とは真逆ですね・・」
「クセがあって好みは分かれるだろうけど、ワタシは大好きになった」
「たったの8小節で虜になったんだから、ものすごい個性的で魅力的な声だったんでしょうね~」
「豊かな声域、自由なメロディーとコード。レンジが広い上に一気に動く音程の急峻さ。長いこと音楽好きでいるけど、まだまだ聴いたことのないタイプの音楽がいっぱいあるもんだなぁ~と」
「まぁボーカルが好きになってその音楽を聴く、ってことが今まで少なかったですからねー」
「男性にしてはハイトーンなのでいっしょに歌いやすいキー。大きな声で一緒に歌うと楽しい。またはハモると楽しい♪」
「・・ということで、今年大好きになったUNCHAIN。ボーカルばかりが特別スゴいみたいですが・・」
「それ以外の観点でいうと、ドラムとベースは職人芸。ベースのグルーブ具合は相性ピッタリ。ベースが良いのは良いバンドですよー」
「スネアがカンカンしているのも直球好みですね」
「最近のドラマーでは珍しいと思う。全体のサウンドは難しいことはなくわかりやすいんだけどコード進行がいちいちグッとくる。巧み、好み。演奏はキレキレのキレッキレ」
「スタジオ録音が良くてもライブで再現性が・・という残念なバンドもありますが」
「UNCHANはピカイチのライブバンドですよ!ライブでまた曲が化けます。オール・リアレンジ、とか。単純にライブがむちゃくちゃカッコいいです」
「ロックバンドがやるファンク、およびファンクバンドがやるロック、どっちも大好物ですからね~」
「あと歌詞も独特で好きですよ。You & Iは息子らを思い出して泣ける。不安や苦悩の半分だけは分かるよ、っていう歌。ちょうどアメリカに短期留学することになった長男や遠くの中学に行くことになった次男と重なって・・”僕の知らない海を渡り”で泣き、”迷わずいっておいで”で号泣( ノД`)」
「ゆえない(You & I)は声でも泣けちゃいますよぉ、甘いけど強い声で泣かされちゃいます」
「ジーン・ラプソディの「へそボタン」は衝撃だった!」
「うはははは。”カステラの匂いのへそボタン”には参りましたね」
「あははははは。谷川さんは(この曲作った当時)子供は居なかったはずなのに、なんでこんな歌詞書けた?不思議な人だなぁ」
「Cream Pieに至っては愛らしい曲で優しくキュートに歌ってますが、かつて聴いた曲の中で最大級に淫乱な歌詞ですね」
「ありえん!けしからんいやらしさ」
「あ、でも「できたら(=妊娠したら?)名前をつけよう」って言ってるから、いちおう「新婚の二人」っでことでいいんじゃないですか?」
「そういう解釈か(笑)。弾ける方向に振れた曲(笑)もイイ!」
「おばか担当曲(笑)「So Good,So Good」「My Bicycle」「Easy Come, Easy Go」「I AM THE SUN」あたりですね」
「いや~歌詞も独特ですなぁ~~谷川ますをさんの感性、好きだなぁ」
「ではアルバムごとに見ていきますか」
「ワタシがUNCHAINで最初に聴いた曲は「Smile Again」。サイクロンZさん出演のPVが強烈におもしろくて、でも曲がすごいカッコよくて驚いたのを覚えている。この曲で一気に注目!」
「で、この曲の入っているアルバム「Orange」が最初のUNCHAINですね」
「一時期、Orange地獄、ウインド・ギア地獄にハマりましたね~。もうこのアルバムがきっかけでどんどん好きになっていって。ここからの発掘さかのぼりは楽しかったね。もちろん裏ウインド・ギアも大好き(ブリリアントガーデン)」
「アルバム「Orange」が一番ですけど、「Eat The Moon」の世界も素晴らしいですよね!」
「1st「rapture」は若くて初々しいのに渋くてたまらないし、2nd「Music is the key」も若渋くて良い!「ハロヤン」こと「Hello, Young Souls!!」も素晴らしい!Super ColliderやGravityあたりのヒリヒリするような硬派な辺りは超絶好きですね。Super ColliderのPVは何十回見ても飽きなかった。かつて聴いてきた音楽で「疾走感を感じる曲」では最上級かもしれない。ドラム、ベースのグルーブ成分の高さとギターのカッティングに動悸がするもん。危険!カッコよくて吐きそうです。「SUNDOGS」はこれはこれで大好きだし、「N.E.W.S.」はまたちょっとロック寄りに戻ってボリュームもあって、ライブ映像と併せて大好き!!「with time」は異様な色気と甘さにクラクラきますね。「Ogange」と競るほど好きです。そして・・今年2017のアルバム「from Zero to “F”」はまたどれだけ聴いたかわからないほど大好き」
「わぁ!毎年アルバムを出してるんですね、スゴい!そしてどのどれも大好きになってしまったんですよね」
「ちょっとぉ・・UNCHAINマンセーじゃないの?この辺りは好みじゃない、ってのが無いのか?!すごいな、こんなバンドを知ってしまって」
「いろんな表情を持っているUNCHAINですが、どこ取っても迷走してるようなとっ散らかった感じはなくて、どれもUNCHAINらしいと思わせるからすごいっすよね」
「ジツは大嫌いな言い回しなんですけどね、「オモチャ箱をひっくり返したような楽しさ」「引き出しが多いバンド」「ごった煮のようなアルバム」・・キライな言い回しなんだけど、でもまぁそういうことなんですよ。あの声のせいだろうか?いやそれはもちろんなんだけど実はベースとドラムの職人性だと思いますね、ギターも職人的。うますぎる!」
「ところで・・OrangeがピカイチでUNCHAINの出会いだし、Eat The Moonも上位に来てますが・・」
「初期やロック色の濃いアルバムが好きだったファンは変わってしまった、とショックを受けたであろうことは想像に難くない。こんなのワタシの知ってるUNCHAINじゃない、シクシク、ですよね。受け入れられなくて離れていって人もいたでしょう。そのくらいアルバムによってまるで違うバンドかと思うほど音楽性が変わるバンドです。むかしトミタンから離れたキリンジの最初のアルバム(ドデカゴン)を聴いたときのショックと寂しさ。あまりにアルバムのカラー、曲やサウンドのキャラが一変してしまって。UNCHAINも大きな変わり方を大胆にできるバンドだったってことですね。それは戦略(意図的)か衝動的だったか、知らないんだけれども」
「まぁ活動歴の長~いバンドの十数年分を一気に数ヶ月で遡ったわけですからね~。カバーシリーズはどうですか?」
「1が特によかったですね。Mr.Taxi大好きだな。化学反応起こしてます。あとワタシの大事なエイリアンズをめちゃくちゃにして!どうしてくれる~~~問題もありましたが(笑)」
「ほんと、大胆なことするバンドなんですよね、UNCHAINって。ところで京都府が日本海に面しているって知ったのもこの人たちのおかげですよね?」
「あっ!」
「京都出身のロックバンドって書いてあったのに地図見たら京丹後って日本海側?えっ京都府ってどこよ?!って・・」
「シーーーーッ!」
「中学時代に結成しメンバー変わらず今年21年目っていうのもスゴいですね。中学生っていったら、彼らのお母さん同士も知り合いだったりするんじゃないですか?!」
「うはぁ~~「マサくん」「谷くん」「サトウくん」「ショウゴくん」とかって・・むひーあたしの母性とめどなく暴走!」
「あはははははは」
「さぁ・・ここまでUNCHAIN爆萌えを吐き出していただきましたが・・その他、2017年音楽周りは?」
「Paris Matchがかなり良かったですね!やらフェス(浜松やらまいかミュージックフェス)でParis Matchのコピーバンドを見て、コレはカッコいい!と」
「そのときのコピバンさんに感謝ですね!」
「もうコレは若いころ聴き倒していた感じの・・ファンキーでダンサブルで大人なサウンドです。edition 10、11、それに2016年のライブ盤なんて、鳥肌経ちまくり!青柳誠さんが鍵盤弾いているらしく、あ!これそうだなってフレーズが分かるので嬉しいですね。とにかくカッコよくて大雑把に言うとピチカートファイブを真面目にした感じ?完成されて何も言うことはないですな」
「そーいえば・・音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳のひとだけらしいですよ!」
「えー?そうなの?そんなの茶飯事ですけどねーみんなそうじゃないの?鳥肌の立つような・・という形容じゃなくて、本当に立つもんね、鳥肌」
「きっと音楽に脳の報酬系の刺激と快感が反応するタイプなんでしょうね」
「まぁ人それぞれ分野は違えど、ハマるってそういうことだよね」
「あとは先述したライムスですが、「ダンサブル」という大人ヒップホップアルバムを提供してくれました。聴きやすいしカラッとヌケのよい良アルバムですね。ツアーではなんと!ライブハウスセットで浜松窓枠に来てくれたじゃないですか!小箱セトリ!」
「そう・・行けなかったけどね・・次の日に(爆)聖地行っちゃったもん・・シクシク。そしたら!その時間帯にさ、Dさんすぐ近くに居たらしいんだよねー!!!浜松城から浜松駅辺りを散策していたらしい」
「へーすごい近くですね!ニアミス!」
「旅籠町の「蕎麦や」に行ったとかDさんらしいすな~」
「まさに「ちょうどいい」ですね!」
「さぁ2018年ですが」
「体調も気力も戻ってきて、また新しい音楽を仕入れたい欲求は続きそうです。今のところ・・自分の好みの辺りで新譜の情報はないんですけどね」
「このランキングを決めた後で知ってしまった「WONK」注目じゃないですか?!」
「あ!そうそう、そうだった。ギリギリ2017ランキングからは外したんですけどWONK、たぶんこれからハマりそうなんで!まるで洋楽のような邦人ユニット、注目ですな」
「じゃ、来年のランキング対象ですね!楽しみなバンドです」
「あと新譜だけじゃなくて遡り掘り返しも、引き続き続けて行きたいですね」
「音楽で蘇った2017年。また来年もいろいろありそうですけど、2018年年末にランキングでまたお会いできますように~」
「では」
「では」
「さよ、おなら~」