世間話で「子供の頃に母が亡くなって・・」って話になり、
「え?じゃ施設とかで育ったの?」と言われた。
いや、フツーに父子家庭ですけど。
まぁ母子家庭に比べれば少数派ですからね、想像しがたいでしょうな。
とっさに「母親いなくてどうやって育ったのか?」と疑問に思うのも解かる。
とりあえず自分も16年前の7月に長男を産んだけど、
それだけで「母になれた」ってわけではない。
それからだんだんと育てていくうちに、子供が自分を母にしてくれたんだと思う。
次男「オカーチャン!算数のテストで100点取ったよ!!」
長男「オレだって期末がんばったし!」
次男「水泳部でタイム上がったに!リレメン選ばれるかも!」
長男「救命救急講座でクラスの代表になったに!」
競うように矢継ぎ早に、いろいろ報告してくれる息子たち。
コドモ、特に男子は母親に褒められたくて生きているらしい。
こんなワタシに。
片親育ちで欠陥だらけのワタシに。
仕事では相変わらずいろいろやらかして、毎日落ち込むワタシに。
自分も本当に嬉しいし、彼らは褒められたいんだろうなってのもわかるから、
ワタシは大げさなくらい、褒めちぎる。
褒められて認められて煽(おだ)てられて、いい気になって天まで上れるのだ。
それに、ワタシに褒めてもらうのが嬉しいなんて、嬉しい。
ワタシだって母親に褒められたかった。
母親の喜ぶ顔が見たくて努力する時期、そういう人はいなかったけど、
それでも、いろいろがんばって生きてきた。
今だって、育児も仕事もがんばってるねぇって言ってもらいたい。
それだけでもう少しがんばれるのに。
どうもここ数日、湿気に満ちた荒れた風が神経を逆なでて困る。
いろいろあって、だいぶやさぐれている。
少し疲れていると思う。